切らない包茎治療方法としては、主に以下の方法があります：
1. ステロイド軟膏療法
- 概要：ステロイド軟膏を包皮に塗布することで、包皮の弾力性を高め、少しずつ包皮を伸ばす方法です。
- 適応：軽度の仮性包茎や、包皮が狭くて亀頭を剥けないが、完全に固着していない場合に有効です。
- 治療法：
- ステロイド軟膏を包皮に塗り、毎日塗布します。
- 徐々に包皮が伸び、亀頭が露出しやすくなります。
- 継続的に行うことで包皮が柔軟になり、無理なく亀頭を露出できるようになります。
- 注意点：長期間使用すると、皮膚が薄くなり過ぎてしまう可能性があるため、医師の指導の下で使用することが重要です。
2. 包皮伸展法（ストレッチ）
- 概要：包皮を手で引っ張ることによって、包皮を伸ばす方法です。毎日数回行い、少しずつ包皮を伸ばしていきます。
- 適応：軽度の仮性包茎に有効です。真性包茎やカントン包茎の場合は効果が薄いことが多いです。
- 治療法：
- 包皮を優しく引っ張り、痛みがない程度に伸ばします。
- 1日に数回、数分間行い、徐々に包皮が伸びてきます。
- 長期間続けることで、亀頭が露出しやすくなります。
- 注意点：無理に引っ張ると痛みや皮膚の損傷を引き起こす可能性があるため、無理なく行うことが大切です。
3. 包皮矯正リング
- 概要：包皮矯正リングは、包皮を無理なく伸ばすための器具で、一定期間使用することで包皮を伸ばす方法です。
- 適応：仮性包茎や、軽度の真性包茎に使用されることがあります。
- 治療法：
- 包皮矯正リングを亀頭に取り付け、包皮を引っ張るようにします。
- 毎日一定の時間、リングを使用し、徐々に包皮を伸ばしていきます。
- 注意点：長時間使用しすぎないようにし、適切に使用することが重要です。
4. 包皮形成術（切らない手術）
- 概要：包皮の一部を切除することなく、包皮を緩めたり、形を整えたりする手術法です。これは切らないというよりは、切開を最小限に抑えた手術です。
- 適応：比較的軽度の包茎において、包皮を剥けるようにするための治療です。
- 治療法：
- 包皮を切除せず、縫合を使って包皮を広げたり、形を調整します。
- 注意点：完全な包茎の治療には向いていないため、あくまで軽度な症例に適用されます。
注意点：
- 医師の指導が必要です。これらの治療方法は、軽度な包茎に適応されることが多いため、無理に自己流で行うと逆に悪化する場合があります。
- 継続的に行うことで効果が得られるため、忍耐が必要です。
- ステロイド軟膏療法やストレッチ法は数ヶ月の継続的な努力が求められます。
以上の治療方法は、外科的手術を避けたい人や軽度の包茎の人に適していますが、効果がない場合や症状が進行している場合には、手術が必要となることがあります。必ず医師と相談してください。