熱中症(ねっちゅうしょう)とは、暑い環境下で体温調節がうまくできなくなり、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで発症する健康障害の総称です。重症化すると命にかかわることもあり、特に高齢者や子ども、持病を持つ人では注意が必要です。
熱中症の主な原因
- 高温多湿の環境
- 直射日光下での長時間の作業や運動
- 風通しの悪い場所に長時間いること
- 十分な水分・塩分の補給がされていないこと
- 体調不良や睡眠不足など
主な症状
軽度(I度):
- めまい、立ちくらみ
- 筋肉のけいれん(こむら返り)
- 大量の発汗
中等度(II度):
- 頭痛、吐き気、嘔吐
- 倦怠感、虚脱感
重度(III度):
- 意識障害(呼びかけに反応しないなど)
- けいれん発作
- 高体温(40℃以上)
- 呼吸・脈拍の異常
応急処置
- 涼しい場所へ移動させる(エアコンの効いた部屋や日陰)
- 衣服をゆるめ、風を当てたり冷やす(首、脇の下、太ももの付け根)
- 水分・塩分を補給(スポーツドリンクなど)
- 意識がない、反応が鈍い場合はすぐに救急車(119番)
予防法
- 暑い日は無理をしない(特に日中)
- こまめな水分補給(のどが渇く前に)
- 塩分も適度に摂取(経口補水液や塩飴など)
- 適切な服装(通気性のよいもの)
- エアコンや扇風機の使用
- 熱中症警戒アラートの確認
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