アルツハイマー型認知症の初期症状を、さらに具体的にわかりやすく説明します。
アルツハイマー型認知症の初期症状
① 物忘れ(特に「体験」を忘れる)
- さっき食べた食事内容を丸ごと忘れる。
- 会話したこと自体を忘れる(「そんな話、聞いてない」と言う)。
- 予定を立てても、約束自体を忘れる。
例:「今日病院に行ったのに、行ったことを完全に忘れる」
② 時間や場所の感覚があいまいになる
- 日付や曜日、季節がわからなくなる。
- 今どこにいるか、なぜそこにいるかがわからなくなることがある。
例:「朝なのに『これから夕飯だよね?』と言う」
③ 言葉が出にくくなる(言語障害)
- 身近なものの名前が出てこない(「あれ」「これ」で済ませる)。
- 単語を間違える(「テレビ」を「ラジオ」と言うなど)。
例:「あの…ほら、音が出る四角いやつ(テレビ)」と表現する
④ 判断力・計画力の低下
- 買い物でおつりを間違える。
- 複数の手順が必要な家事(料理、掃除など)ができなくなる。
例:「ご飯を炊こうとして、米を洗わず炊飯器にセットしてしまう」
⑤ 趣味・興味がなくなる
- 大好きだった趣味(園芸、旅行、読書など)に無関心になる。
- 友人との交流を避けるようになる。
例:「毎週行っていた趣味の教室を突然やめてしまう」
⑥ 同じことを何度も言う・聞く
- 数分前にした質問を、またすぐに繰り返す。
例:「今日何曜日?」「火曜日だよ」と答えても、すぐまた「今日何曜日?」と聞いてくる
⑦ 感情の変化
- 不安やイライラが強くなる。
- ささいなことで怒りっぽくなる。
例:「そんなこと言ってない!」と感情的に怒ることが増える
まとめ
アルツハイマー型の初期は、本人も「なんだかおかしい」と気づいていることが多いです。
恥ずかしさや不安から家族にも言わず、徐々に進行してしまうことがよくあります。
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